【NBA】ヨキッチが34得点14アシストの活躍 ナゲッツがラス擁するキングスを下す(DEN 130–124 SAC)【2025/11/4】

NBA

【NBA】ヨキッチが34得点14アシストの活躍 ナゲッツがラス擁するキングスを下す(DEN 130–124 SAC)【2025/11/4】

試合概要

デンバー・ナゲッツがホームでサクラメント・キングスに130–124で勝利した。
ニコラ・ヨキッチが今季最多の34得点と14アシストを記録し、試合を通してリードを守り抜いた。

アーロン・ゴードンが20得点、クリスチャン・ブラウンが今季最多の21得点を挙げた。ナゲッツは2023–24シーズンからキングス戦6連勝としている。

一方のキングスは、ラッセル・ウェストブルックが古巣相手に今季最多の26得点・12リバウンドと奮闘したが、ザック・ラビーンはわずか15得点(4/11)に終わった。
ウェストブルックは第1Qのタイムアウト時に観客から温かい拍手で迎えられた。


チーム全体の所感

ディフェンスが不安定なキングス相手とはいえ、ナゲッツのオフェンス効率は圧巻だった。
CB(クリスチャン・ブラウン)が3本外し、AG(アーロン・ゴードン)のFT成功連続は途切れたものの、今季チーム全体のフリースロー成功率が改善しているのは好材料。

ウェストブルックはフロントとの方向性の違いで退団したようだが、選手やファンとの関係は良好で安心した。昨季は層の薄いロスターで長いプレータイムをこなし、ベテランミニマムとしてトータルの±を埋めてくれた存在。デンバーで優勝してほしかったと思うが、これもめぐり合わせだ。


選手ごとの所感

ニコラ・ヨキッチ

リバウンドは運も味方せず二桁にとどかなかったが、34得点14アシストで攻撃の中心に。
スリーポイントを多めに打つ傾向は少し気になるが、効率自体は十分ではある。終盤のスティールとレイアップで勝負を決めた。

ジャマール・マレー

プレーの巧みさは健在。ただし、動きにはやや疲労や違和感も見られた。
ヨキッチとのツーメンは相変わらず完成度が高く、お互いの役割を入れ替えても成立する強みがある。無理せずレギュラーシーズンを乗り越えてほしい。

アーロン・ゴードン

今日も存在感を発揮。開幕から続いていたフリースロー成功は止まったが、確実性は大きく向上。安心して任せられる。

クリスチャン・ブラウン

前試合の不調(5得点・4ターンオーバー)からの見事な立て直し。
フリースローとキャッチ&スリーに今季は期待。積極性を取り戻してほしい。

キャメロン・ジョンソン

ケガ明けで波はあるが、カッティングなど泥臭いプレーで貢献。その姿は不調時のMPJを彷彿とさせた。
ここ数年の指標をみるとMPJに近い貢献度は示せるはず。ケガもありフィットもまだまだだが今後に期待したい。

ティム・ハーダウェイJr.(THJ)

キャッチ&シュートの精度が想像以上。
数字で知っていた以上にナゲッツシステムとの相性が抜群。エナジーも高く、見ていて気持ちがいい。

ブルース・ブラウン

個人スキルは突出していないが、チーム戦術へのフィット感は完璧。
優勝シーズンからの再合流でも違和感がなく、信頼できるベテラン

ペイトン・ワトソン

オフェンスはまだ粗さが残るが、ディフェンス面の特異性はチームのキーピース。
ハンドラー起用は課題。今後ナゲッツが残せる以上の評価を得る可能性もあるが、残せるとうれしい。

ジュリアン・ストローサー

オフェンスの才能は確か。限られた出場時間の中で、ローテ入りを目指してほしい。

ヨナス・バランチュナス

バランチュナスがヨキッチの控えで出てくるのはもはやずるいとさえ感じる。マレーとの相性も良好。おそらくヨキッチのキャリアで最高の控えセンターとなるので、今季ぜひ優勝してほしい。


次戦に向けて

次戦はマイアミ・ヒート戦(ホーム)
マレーとキャメロン・ジョンソンのコンディションが不安ではあるが、オフェンスの勢いそのままに撃ち合い必至の展開が期待される。


試合詳細(ESPN)

コメント

タイトルとURLをコピーしました