今シーズン序盤(2025年11月上旬時点)、ロサンゼルス・レイカーズの 八村塁は平均16.7得点を記録しつつ、 TS%は約70%というエリート級の効率を示しています 。この“TS%”こそ、 2点・3点・フリースローをまとめて評価する「真のシュート効率」指標です。
本記事では、定義、計算式、0.44係数の意味、 活用の仕方、注意点まで一気に解説します。
TS%とは?— “真のシュート効率”を一つで表す
TS%(True Shooting Percentage)は、従来のFG%やFT%、3P%を 個別に見るのではなく、2点・3点・フリースローをすべて含めて 「得点機会あたりどれだけ点を取れているか」を表す高度指標(Advanced stats)です。
計算式(フォーミュラ)
TS% = Points ÷ [ 2 × ( Field Goals Attempted + 0.44 × Free Throws Attempted ) ]
定義と式はNBA公式用語集に準拠しています。
なぜ 0.44 を掛けるの?— 係数の考え方
- フリースローは常に「2本セット」ではなく、 アンドワン(+1)やテクニカルなど 1本のみのケースも含まれるため、 「
FGA + 0.44×FTA」で“得点機会”を近似します。 - なお、TSA(True Shooting Attempts)は
TSA = FGA + 0.44 × FTAと定義され、TS%はTS% = PTS / (2 × TSA)とも書けます。
TS%が高いと何がわかる?
TS%が高い=得点機会を効率よく得点に変換していることを示します。 具体的には、高確率の2点、高効率の3点、 フリースロー獲得と高い成功率のいずれか(または複合)を 実現している可能性が高い、という読み解きができます。
一方で、TS%は役割・ボリューム・ショット難易度などは直接反映しません。 したがって、評価時は出場時間、ショットの質、 チームの文脈も併せて見るのが重要です。
八村塁の“約70% TS%”をどう捉えるか
小サンプルになりがちな序盤とはいえ、約70%のTS%は “エリート級”の効率です。得点量(平均16.7点)を確保しつつ機会あたりの効率が非常に高いというのが現在の状況。ここから先は 試投ボリュームの推移、FT獲得の変化、 3P精度の持続などを観察していくと、TS%が示す“真価”が見えてきます。
注意点・限界
- TS%は“効率”を要約する指標であり、ショット難易度や役割の違いは加味しません。
- サンプルが小さい期間(序盤など)は変動が大きいため参考程度に。
公式定義
| Name | True Shooting Percentage |
|---|---|
| Definition | A shooting percentage that factors in the value of three-point field goals and free throws in addition to conventional two-point field goals. |
| Formula | TS% = Points / [2 × (Field Goals Attempted + 0.44 × Free Throws Attempted)] |
| Type | Advanced |
公式:NBA.com Stats Glossary(True Shooting Percentage)。
日本語訳
- 名称:True Shooting Percentage(真のシュート成功率)
- 定義:2点に加えて3点とフリースローの価値も考慮した総合的なシュート効率指標
- 計算式:TS% = 得点 ÷ [ 2 × ( FGA + 0.44 × FTA ) ]
- 分類:Advanced(高度統計指標)
参考
- NBA.com Stats Glossary (2025年11月7日参照)
- NBA.com Players Rui Hachimura (2025年11月7日参照)



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