試合概要
デンバーナゲッツはホームの Ball Arena でゴールデンステイト・ウォリアーズを129-104で下し、ホーム無敗の5連勝(通算6勝1敗)とした。
ニコラ・ヨキッチは26得点を挙げ、リバウンドとアシストはともにあと1つで今季6度目のトリプルダブルに届かなかったものの、試合を完全に支配。第4クォーターは全休し、余裕の勝利を演出した。
ジャマール・マレーも23得点と安定したパフォーマンス。前回開幕戦での雪辱を果たしたナゲッツは、ホームでの完成度の高さを改めて示した。
ウォリアーズはステフィン・カリーが体調不良で欠場。ドレイモンド・グリーン(肋骨)とジミー・バトラー(背中)は復帰したものの、チームはアウェイ5連敗と苦しい状況が続いている。
試合は第2Q途中、ヨキッチ退場中にウォリアーズが11-0のランで迫ったが、マレーの連続スリーとバランチュナスの一発で流れを取り戻し、前半を66-49で折り返した。以降はナゲッツが一気に突き放し、第3Q終了時点で99-77。第4Qは完全に主力を温存して勝利を決めた。
全体の所感
オフェンスの完成度が相変わらずえぐい。
マレーも徐々に回復しつつあるか。マレーの怪我の怪我の影響が大きいとチームが大きく傾くのでこの点はうれしい要素。
試合全体をみると今季も“あの一気に溶かすタイム”は健在。しかしそこでたまらずヨキッチを投入するのではなく、セカンドユニットで立て直せるようになっているというのは最高だ。セカンドユニットに絶望感がない今季は本当に希望しかない。
それでも不安要素がないわけではない。今日はセカンドユニットにメインハンドラーが不在の時間帯があり、その点はやや不安定。ヨキッチまたはマレーが常時どちらか出ているプレーオフでは問題ないが、レギュラーシーズンでは構成的な課題かもしれない。
ピケットをローテに絡める形も検討の余地がありそうだが、現状では起用バランスが難しい。
キャメロンジョンソンが不調なのかなかなか乗ってこないが、MPJとは違い序列を下げたり、ベンチにひっこめたりはしやすいのでいまのところ気にはならない。もし昨季のようなオフェンス力をナゲッツに組み込むことができれば今季優勝の可能性が一気に高まると思うのでもう少し気長に待ちたい。
選手ごとの所感
ニコラ・ヨキッチ
今日は非常に楽しそうにプレーしていた。数字的にはやや控えめとはいえ、支配力と余裕が段違い。この余裕のあるヨキッチを見られるシーズンは、チーム全体として大きな期待が持てる。
ジャマール・マレー
怪我の影響はほとんど感じられず、軽傷だったようで安心。ヨキッチへのパスも冴えており、2人の連携はやはり芸術的。
リズムも戻ってきており、今後さらに調子を上げていけそうだ。
アーロン・ゴードン
この試合も攻守にわたって大きく貢献。ド派手なプレーもあり、チームの流れを引き寄せた。
今季は明確にサードオプションとしての安定感を見せており、契約や役割のバランスも良い方向に働いている。
クリスチャン・ブラウン
攻守で走り回っており、大きく貢献。
ただしパス精度はまだ課題で、オフェンス面の判断は改善の余地あり。
それでもチームに欠かせない存在であり、十分にリーグトップ100クラスの選手といっていいレベルだろう。
キャメロン・ジョンソン
依然としてリズムをつかみ切れていないが、存在そのものに価値があるタイプ。
不調時にもPTを調整できる柔軟さがあり、高コストなMPJより使いやすい構成要員として機能している。
オフェンス面でぜ通常時のMPJ程度の働きができるようになれば、チームとしては盤石。絶好調MPJになれとは言わないので、平均10得点くらいはやって欲しいところ。
ティム・ハーダウェイ・ジュニア(THJ)
この試合も安定した貢献。チームへのフィット感が抜群で、今季屈指の補強成功例といえる。
シュートセレクションも言われていたほど悪くなく、エナジー面でもチームを牽引。
ブルース・ブラウン
やや怪しいプレーもあったが、求められた仕事はしっかりこなした。
相変わらず心強い。
ペイトン・ワトソン
今日は特に素晴らしかった。オフェンスでも役割を持ちつつ、ブロックで存在感を発揮。
守備特化型フォワードとしてリーグ屈指の潜在能力を感じる。今後さらに成長が期待できる。
ヨナス・バランチュナス
今日もありがとう、と言いたい存在。ノンヨキッチ時間帯の不安を完全に払拭しており、ヨキッチ史上最高の控えセンターといっても過言ではない。
ジュリアン・ストローサー & ジェイレン・ピケット
ガベージタイムとセカンドユニットの中間でプレー。
ローテ入りを狙うにはまだ課題もあるが、プレータイムを得られたこと自体が収穫。競争心を持って食い込んでほしい。
ジーク・ナジ
常に準備ができている姿勢は好印象。ただし契約と実力のバランスが難しい立ち位置。
それでも必要な局面で力を発揮できるタイプなので、要所で戦力になってくれるとの期待は十分。
ハンター・タイソン
起用タイミングがなかなか難しいがガベージのPTを埋めてくれるだけでも貢献はできる。あわよくば緊急時の戦力になると助かる。
スペンサー・ジョーンズ
ディフェンス要員としての起用があり得るタイプ。腐らず努力を続けてほしい。
次戦に向けて
次戦はインディアナ・ペイサーズ戦(11月9日・土曜/B2B)。
相手は主力が多数欠場中とはいえ、油断は禁物。
ナゲッツとしては、コンディションを維持しながら圧勝でホーム6連勝を狙いたい。



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