デンバー・ナゲッツは、若手ディフェンダーとして急成長中の クリスチャン・ブラウン(Christian Braun) が左足首捻挫により 6週間後に再評価(=実質6週間離脱) と発表した。
チームにとって非常に痛いニュースである。
🟦 Shams Charania の報道(Xポスト)
Shams Charania って何者? はこちら(投稿予定)
■ ケガの状況と離脱期間の重さ
ブラウンはクリッパーズ戦の第1Q、ジェームズ・ハーデンが右足を踏んだ形でバランスを崩し、逆足である左足を強くひねって着地。
一度試合に戻ったものの動きは明らかに重く、後半は不出場。検査の結果、捻挫と診断された。
ナゲッツは今後の6週間で 17試合 を戦う。
ローテーションで最も信頼されるウィングディフェンダーを欠くことになり、対戦相手を考えると defensive impact は大きい。
クリスチャン・ブラウン以外にもキャメロン・ジョンソンの怪我も軽くはない様子、さらに慢性的な怪我を抱えるジャマール・マレーとアーロン・ゴードンの状態も不安だ。
さらにヨキッチまでQuestionableときた。開幕早々スターター全員が健康に不安を抱える状況に陥ってしまった。
とはいえあまり無理をする必要はないだろう。今季RSはOKCがぶっちぎることは既定路線だし、ナゲッツもストレートインは確実な様相。勝率を追い求めるのではなく、プレーオフに照準をしっかりと合わせて回復を最優先としてほしい。
■ CBが担っていた役割の大きさ
ブラウンは今季:
- 11.4得点
- 4.4リバウンド
- 3.0アシスト
- 主に相手ハンドラーエースのマーク
- カッティングからのスコアリング
- トランジションでのエナジー
と、ナゲッツのウィングで最も“欠かせない存在” にまで成長していた。
特に、
「ヨキッチ+マレーの弱点であるペリメーターの守備負担を軽減する」
という役割は、代替が効きづらい。
🟧 今後のローテーションを2パターンで予想
■ パターン①:CB & キャメロン・ジョンソンが不在の場合
キャメロン・ジョンソン(Cameron Johnson)も明日の試合を欠場予定。
この場合、ウィングの層はかなり薄い。
【予想ローテ(CB & CJ不在)】
● スタメン
- PG:マレー
- SG:ジュリアン・ストローサー
- SF:ペイトン・ワトソン
- PF:アーロン・ゴードン
- C :ヨキッチ(※出場濃厚だが確実ではない)
● ローテーション選手
- ティム・ハーダウェイ・ジュニア(THJ)
- ブルース・ブラウン
- ヨナス・バランチュナス
- スペンサー・ジョーンズ
◆ 影響と注目点
- こうみると意外と戦えそうな気もする。とはいえジャマール・マレー、アーロン・ゴードン、ニコラ・ヨキッチの状態も気になるところではあるので、展開によらず無理しないプレータイム分配でよいのではないだろうか。
- THJとブルース・ブラウンはスターター起用ではなく、ベンチからの出場とするのがよいだろうか。プレータイム自体はジュリアン・ストローサーよりは長くなるだろうが、現状でうまくいっている役割とローテーションを崩す必要はないように思える。
- スペンサー・ジョーンズは今季ここまでチャンスを獲得し、それをものにしてきている。けが人が出たことは不幸なことではあるが、ここで一気に存在感を示し、居場所を勝ち取れるようであれば、本人にとってもチームにとっても大きい。一気にファンフェイバリットな選手になるポテンシャルがあるし、そのチャンスがやってきた。つかみ取ってほしい。
- ジェイレン・ピケットはマレー欠場時に出番はあると思うが、大きくプレータイムを得られるかといえば難しいだろう。
- クリスチャン・ブラウンとキャメロン・ジョンソンは今季ナゲッツらしからぬディフェンシブレーティング向上の立役者である。マレー、AG、ヨキッチがいればオフェンス面では何とかなるかもしれないが、ディフェンス面で大きなマイナスとなるのは必至。キャメロン・ジョンソンの状態次第ではあるが、このままの勝率を維持するのは難しいだろう。
- とはいえヨキッチの負担を増やしては元も子もない。勝率を追わずに、プレータイム管理を優先してほしい。
■ パターン②:CBは離脱中、キャメロン・ジョンソンが戻ってから
キャメロン・ジョンソンが戻れば攻守両面で他の選手の負担はかなり軽減されるだろう。
クリスチャン・ブラウンは優秀なスタータークラスの選手とはいえ、RSの強度であれば十分にカバーできると考えられる。PSまでに万全な状態で復帰してくれれば十分だろう。
【予想ローテ(CJ復帰時)】
● スタメン
- PG:マレー
- SG:ペイトン・ワトソン
- SF:キャメロン・ジョンソン
- PF:アーロン・ゴードン
- C :ヨキッチ
● ローテーション選手
- ティム・ハーダウェイ・ジュニア(THJ)
- ブルース・ブラウン
- ヨナス・バランチュナス
- ジュリアン・ストローサー
- スペンサー・ジョーンズ
◆ 改善ポイント
- いかにこれまで絶不調とはいえスペーシングが大きく改善するだろう
- トランジションやカッティングの役割はブルース・ブラウンらでなんとか濁してほしい
🟦 スペンサー・ジョーンズの役割は確実に増える
CB不在で真っ先に minutes が増えるのは スペンサー・ジョーンズ だろう。LAC戦では完ぺきとはいかないまでもディフェンスで存在感を示していた。オフェンス面でもシュートフォームこそあやしいが、1st~3rdオプションをやらされるなんてことはないので許容範囲内でやれると思う。
すでにファンからの人気を獲得しているスペンサー・ジョーンズこれを機にローテーションプレイヤーの地位まで上り詰めることができるかに注目したい。
🟧 ヨキッチは出場濃厚だが、負担は増大
ヨキッチには足の違和感があるが、今のナゲッツ状況を考えると
出場し続ける可能性が高い。
ただし、他の選手の怪我の影響もあり、“ヨキッチ依存度”がさらに上がることは必至。それでは昨季の二の舞でしかないので、今季は無理に勝ちに行くことはせずに、ヨナス・バランチュナスもいることだし、プレータイム管理を徹底してほしい。
🟨 まとめ:CBの離脱は痛いが、ナゲッツはしのぐ術を持っている
- クリスチャン・ブラウンは6週間離脱。守備・ローテに大きな影響
- キャメロン・ジョンソン不在だと特にディフェンス面で大きな不安
- スペンサー・ジョーンズの役割拡大は確実
- ヨキッチの負担が最大化する6週間になる可能性
ナゲッツにとって厳しい期間だが、今季の層を考えると十分に戦える。
ただし、他の選手の負担増は確実で、各々怪我もあるので、そこに伝播してしまうと危険かもしれない。
他の選手の大きなけがにつながらず、プレーオフ前にCBが戻るなら、むしろ“成長の時間”に変わる可能性すらある。



コメント