※更新元:Shams Charania
■ アーロン・ゴードンが4〜6週間の離脱 —— ナゲッツ今季最大級の試練へ
Denver Nuggets forward Aaron Gordon が Grade 2 右ハムストリング損傷で4〜6週間離脱と報道。
昨季プレイオフで苦しめられた左ハムstringとは逆側。これはチームにとって極めて大きな痛手となる。
すでに Christian Braun(足首) も4〜6週間離脱中。
ウイング/フォワードの主力2人を同時に欠く「想定外中の想定外」であり、ローテーションは大きく組み替えが必要となった。
■ 今季のAGは“キャリア最高の状態”だった
- 18.8得点(キャリアハイ)
- 3P成功率 44.4%(キャリアハイ)
- 50-40-85 の超エリート効率
- 開幕戦では “50得点” の伝説級パフォーマンス
- actual EPM +4.3(リーグ17位) —— 完全にオールスター級
- ディフェンスは言うまでもなくチームの心臓部
ここまで仕上がった状態の選手が長期離脱することのダメージは計り知れない。
■ AG離脱による“具体的な痛手”
① ヨキッチ(とマレー)の負担が確実に増える
AGは
- ヨキッチ&マレーの理想的な相棒
- ハイローの合わせ
- ブルドーザードライブ
- ミスマッチ処理
- 3P改善
- トランジション強度
全てが今年は過去最高レベルだった。
これが丸ごと消えるとなると……
→ ヨキッチの以下の負担が増加:
- スコアリング負荷
- ディフェンス負荷
- プレイタイム微増
すでに「平均30点トリプルダブル」の領域に足を踏み入れつつあるヨキッチにとって、この増加はRSの体力管理に影響しうる。
② ディフェンス強度が大幅ダウン
今季のナゲッツは
“CB+AG+Cam Johnson” の並びでディフェンスが劇的に改善 していた。
そのうち CBとAGの2人が同時に不在。
スイッチ強度は低下し、ウイングの守備が一気に脆くなる。
とはいえナゲッツは本来“守備のチーム”ではないのでRSの勝敗には大きく響かないが、
OKCやHOUとの頂上決戦では大きな痛手になるのは間違いない。
③ ウイングの核2人が同時に離脱という絶望的状況
- ローテ外レベルや当落線上の選手のPTが増える
- セカンドユニット構成が難しくなる
- スターターの質も低下
ただし今年のナゲッツはヨキッチ時代で最高の層の厚さを構築しており、
「崩壊まではいかない」が、
“誰かのステップアップ” が絶対に必要な期間になる。
■ 今後のローテーション予想
◆ 予想スターター
- PG:ジャマール・マレー
- SG:ティム・ハーダウェイ・ジュニア(THJ)
- SF:キャメロン・ジョンソン
- PF:ペイトン・ワトソン
- C :ニコラ・ヨキッチ
● THJスターター起用が最有力
短期なら
- スペンサー・ジョーンズ
- ジーク・ナジ
でも “ごまかし” が効く。しかし4〜6週間となると話は別。
スターターの完成度を維持するために、THJを上げる判断が最も妥当。
- ディフェンスは平均レベルで穴にはならない
- スペーシング確保
- オフェンスの負担を軽減
- AG&CB復帰後はベンチに戻す柔軟性もある
ベンチ弱体化は避けられないが、この際スターターの質維持が最優先になるはず。
● ペイトン・ワトソンはスターター確定
- 長さ・運動量・ハッスルが生む守備のポジティブインパクト
- コーナースリーが改善しつつある
- ただし パス精度が致命的
スターターと同時運用ならヨキッチがケアしてくれるため、
“成長期間” として最適な状況になる。
● スペンサー・ジョーンズの可能性
- フィジカルディフェンスは評価できる
- ただしファウルが多く、経験不足が明確
- オフェンスは現状ワトソン以上に厳しい
- それでも確実にPTは増える
この期間で
「本契約を勝ち取れるかどうか」 がかかっている。
ディフェンスで落ち着きを見せられるかがポイント。
● ダロン・ホルムズ II は救世主になり得るか
Gリーグで無双級のスタッツ、サマーリーグでも良好。
潜在能力はドラフト1巡目レベル。
ただし
- AGの代役にはならない
- しかし PF/C のハイブリッドローテ としては可能性大
ヨキッチと一緒に使われるか、
あるいはヨキッチ休憩時間の“自立したスコアラー枠”として機能すれば面白い存在になる。
■ ステップアップが求められる選手 TOP5
① キャメロン・ジョンソン(Cam Johnson)
今季は主にディフェンス&スペーシング担当だったが、
これからは確実に“第3のオプション”が求められる。
ネッツ時代のような
- 自主創出
- ミドル
- カット&フィニッシュ
- 3P高確率
これらを今こそ発揮するタイミング。
復調気配のいま、ナゲッツでの最適なオフェンス形を築いてほしい。
② ペイトン・ワトソン
“ディフェンスで超良いが、オフェンスが壊滅”的プレイヤーだったが、
スターターに据えるなら最低限のオフェンスは求められる。
特に
ヨキッチへのエントリーパスの精度
これはナゲッツオフェンスの生命線。
ここが改善できれば、来季以降の契約市場でも大きな価値を得る。
③ スペンサー・ジョーンズ
- ディフェンスのポテンシャルは高い
- しかしファウル管理と判断力が課題
- オフェンスは“最低限”が求められる段階
今季中に“使える3&D”としての土台を作れれば、
長期的にローテ入りも見えてくる。
④ ジーク・ナジ
契約の重さが話題になりがちだが、
本来であればこの状況で出番があるはずの選手。
2-wayのスペンサーより序列が下がるのはさすがに厳しい。
今季で価値を示せなければ、
トレード材料かローテ外が現実的に。
⑤ ブルース・ブラウン(Bruce Brown)
復帰後は「悪くないけど良くもない」をずっと続けている印象。
本来は
- ベンチから勢いの注入
- リム攻撃
- 粘り強いディフェンス
- 小柄な万能型ウイング
こうした役割で“勝負を決める男”になれるはず。
プレイタイムは増えるはずなので、ここで存在感を取り戻してほしい。
■ まとめ:ナゲッツは耐えられる。ただしヨキッチへの負担は避けられない
- AG+CB同時離脱は普通のチームなら崩壊レベル
- しかし今年のナゲッツは“ヨキッチ時代で最も厚い層”で踏ん張れる
- ただしヨキッチの負担増は確定
- マレーのPTも30分後半になりがち
- Cam Johnson が超重要
- ワトソン&スペンサー次第でローテ強度が変わる
- ホルムズ II の抜擢は普通にある
OKCが16-1という異次元のペースだが、
ナゲッツも12-4と“優勝チームのペース”を維持している。
AGとCBが万全で戻ってきたとき、ナゲッツは打倒OKCの最有力。
この4〜6週間が、ベンチの成長とチーム完成度を左右する。



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