Peyton Watsonが、2025-26シーズン Week12のNBAウェスタン・カンファレンス週間最優秀選手(Player of the Week)に選出された。
この1週間、ワトソンは
平均24.5得点、8.0リバウンド、3ポイント成功率70.0%
という驚異的な数字を残し、デンバー・ナゲッツを3勝1敗へと導いた。
数字だけを見ても十分に衝撃的だが、それ以上に印象的なのは、
彼がチームの勝敗を左右する中心選手として機能していたという事実だ。
「有望株」から「不可欠な戦力」へ
これまでのワトソンは、
高い身体能力と守備力を評価されながらも、「素材型」「将来枠」という見られ方が強かった。
しかし今季は違う。
オフェンスで自ら点を取り、ディフェンスでは複数ポジションを守り、
試合終盤でも迷わずコートに立つ存在となっている。
23歳にして、
サイズ・運動能力・スキルを兼ね備えた2WAYウイング。
まさに、現代NBAで最も価値の高いタイプの選手へと成長した。
延長契約を結ばなかった“その後”
この活躍が意味するものは、決して明るい話題だけではない。
ワトソンは今オフ、制限付きフリーエージェント(RFA)となる。
昨夏、ナゲッツは彼と延長契約を結ばなかった。
当時、同時に延長対象だったのが
Christian Braun。
サラリー構造を考えれば、両者を同時に大型契約で残すのは非現実的であり、
球団はより完成度と実績を重視してブラウンを選択した。
判断は合理的だった、しかし…
その決断は間違いだったとは言い切れない。
ブラウンは
Nikola Jokicとの相性が良く、
優勝を狙うチームにとって「今すぐ計算できる存在」だった。
だが今季、状況は大きく変わった。
ブラウンは序盤から不調に陥り、負傷の影響もあって本来の姿を取り戻せていない。
一方でワトソンは、毎試合のように安定したインパクトを残している。
結果として、
チームへの貢献度は完全に逆転したと言っても過言ではない。
週間MVPが示す“市場価値”
Week12の週間MVP受賞は、ワトソンの評価を一段引き上げた。
これは偶発的な爆発ではなく、リーグが公式に認めた活躍だ。
当然、今オフの市場では高額オファーが予想される。
ナゲッツが彼を引き留めるには、
- 大型契約を抱える選手の整理
- ロスター全体の再設計
といった、痛みを伴う決断が必要になる。
喜びと不安が同時に訪れた受賞
ペイトン・ワトソンのWeek12週間MVPは、
ナゲッツにとって誇るべき育成の成果であり、
同時にフロントの選択を改めて突きつける出来事でもある。
この若きウイングは、
デンバーの未来を担う存在になるのか、
それとも他チームで大成する才能として語られるのか。
少なくとも今言えるのはひとつ。
2025-26シーズン Week12は、ペイトン・ワトソンが“主役になった週”として記憶されるということだ。
個人的なコメント
正直に言うと、ここまでオフェンスが向上するとは思っていなかった。
以前はヨキッチへのパスもかなり厳しく、判断ミスも多かったし、リム周りのフィニッシュも安定していなかった。コーナースリーはある程度入っていたものの、全体的にシュート力がある選手という印象ではなかった。
そういうタイプの選手だと思っていたので、ここまで伸びてくるとは予想外だった。
ディフェンスに関しては、以前からフォワードとしてリーグ最高峰のポテンシャルを持っていると感じていたし、実際その評価は今も変わらない。
ただ今季に関して言えば、派手なブロックやビッグプレーを狙いすぎている場面も多く、守備全体での安定した貢献度という点では、そこまで突出している印象はなかった。
それでもポテンシャルの高さは誰の目にも明らかだったし、まさかこのチームが苦しい状況に置かれたタイミングで、ここまで一気に覚醒してくるとは思わなかった。
本当に、嬉しい悲鳴という言葉がしっくりくる。
できることなら残したい選手だが、現実的に考えるとかなり厳しいだろう。
ファンコミュニティではしばしば「キャメロン・ジョンソンを放出して、ワトソンを残しに行くべきだ」という声も見かけるが、個人的にはその意見には賛同できないし、少し的外れに感じる。
ここ数年のナゲッツの課題は、スペーシングの不足と選手層の薄さだったはずだ。
そこを犠牲にしてまで、感情論で動くのは違うのではないか、というのが正直なところだ。
長期契約のブラウンは動かしにくいし、ヨキマレは論外。AGより優先することはないだろうし。厳しいなあ。



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