【NBA指標入門】数字でバスケットをもっと楽しもう
NBAを観るとき、あなたはどこに注目していますか?
得点やアシスト、リバウンドなどの基本的なスタッツももちろん重要ですが、近年は**「指標(アドバンスド・スタッツ)」**が注目されています。
これは、選手やチームの“本当の価値”をより正確に数字で表そうとする試みです。
指標とは?
指標とは、選手やチームのプレーを定量的に評価するための数値のことです。
単純な「得点数」だけでは見えない部分――例えば効率の良さや総合的な貢献度――を可視化するために使われます。
たとえば:
- 20得点でも「20本打って10本決めた選手」と「10本打って8本決めた選手」では価値が違う
- リバウンドやパスの質、守備面での貢献も数字にしたい
そんなニーズから、多様な“指標”が生まれました。
指標の分類と代表例
| 分類 | 指標 | 説明 |
|---|---|---|
| 基本指標 | PTS(得点)、REB(リバウンド)、AST(アシスト) | 試合中に直接記録される伝統的なスタッツ |
| 率系指標 | FG%、3P%、FT% | シュート成功率。効率を測る基本の数値 |
| 効率指標 | TS%、eFG% | シュート全体の効率(3PやFTも加味)を表す |
| 総合指標 | PER、WS、BPM、RAPTOR、EPM | 得点・リバウンド・守備など総合的な貢献を評価 |
| チーム指標 | Offensive Rating、Defensive Rating、Net Rating | チーム単位での攻守効率を示す |
指標を使うと何がわかるのか?
たとえば――
- ステフィン・カリーの「TS%」を見れば、彼が“どれだけ効率的に得点しているか”がわかる。
- ニコラ・ヨキッチの「BPM」や「WS」を見ると、得点以外(パス、リバウンド、守備など)での貢献も数値化されている。
- チーム全体の「Net Rating」を見ると、攻守両面でどれだけ“勝てるチーム”なのかを判断できる。
つまり、指標を使うことで、**「数字の裏にあるストーリー」**が見えてくるのです。
指標を知るとNBAがもっと面白くなる
「数字なんて難しそう」と思うかもしれませんが、実際はとてもシンプルです。
指標を少し知るだけで、
- 「この選手は得点効率が高い」
- 「このチームは守備で勝っている」
- 「スタッツ以上に貢献している選手がいる」
といった“深い見方”ができるようになります。
今後の予定:個別指標の解説シリーズ
このシリーズでは、今後以下のような指標を1つずつ取り上げて解説していきます。
- TS%(True Shooting Percentage)
- PER(Player Efficiency Rating)
- WS(Win Shares)
- BPM(Box Plus Minus)
- RAPTOR / EPM(総合貢献度指標)
- Net Rating / Pace(チーム系指標)
各記事では、意味・計算式・使い方・限界点をわかりやすく紹介します。
数字を知れば、NBAの試合が何倍も楽しめるはずです。
💡まとめ
- 指標とは、選手やチームのプレーを「数値」で理解するための道具
- 得点やリバウンドだけでなく、“効率”や“貢献度”を可視化できる
- TS%、PER、WSなどを覚えると、試合の見方がぐっと深くなる
参考

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NBA & ABA League Index | Basketball-Reference.com
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