【NBA】デンバーナゲッツ2025-26ロスター完全ガイド|ヨキッチ&マレー体制の進化と新戦力分析

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はじめに

2025-26シーズンのデンバーナゲッツは、ニコラ・ヨキッチとジャマール・マレーを軸に、盤石のコアメンバーと新戦力を組み合わせた布陣でスタートした。
昨季に続きウェスト上位を狙うこのチームは、オフェンスの完成度・選手層の厚さともにリーグ屈指。
本記事では、全ロスターの最新データと個人評、チーム構成の特徴、サラリー構造までを徹底解説する。


チーム概要

  • チーム名:デンバーナゲッツ(Denver Nuggets)
  • 本拠地:ボール・アリーナ(コロラド州デンバー)
  • ヘッドコーチ:デイビッド・アデルマン
  • 主力選手:ニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレー、アーロン・ゴードン
  • 注目ポイント:ベンチ層の厚さ、ディフェンスの改善、ヨキッチ-マレーの安定連携

ロスター紹介(背番号順)

クリスチャン・ブラウン(#0)Christian Braun

  • ポジション:G
  • 身長/体重:6’6″(約198cm)/220lbs(約100kg)
  • 年齢/経験:24歳/4年目(アメリカ)
  • 昨季成績(2024-25):77試合/33.9分/15.4得点/5.2リバウンド/2.6アシスト
  • 評価:相手のガードエースに対するディフェンダーとして大きく貢献しただけではなく、カッティングやトランジションでの得点も量産。ガードでありながらFG% .580と異様なスタッツを残した。3P%も年々改善傾向。今季新たにチームと5年125ミリオンの大型契約を結んだ。高すぎるとの声もあるがチームには欠かせない存在。さらなる成長をみせ、安すぎると思わせてほしい。

カーティス・ジョーンズ(#1)Curtis Jones

  • ポジション:G
  • 身長/体重:6’3″(約191cm)/195lbs(約88kg)
  • 年齢/経験:24歳/ルーキー(アメリカ)
  • 昨季成績(2024-25):ー
  • 評価:サマーリーグでの活躍をきっかけにナゲッツと2way契約を結んだルーキー。正直ディフェンスレスのスコアリングガードが必要かは分からないが、才能は確か。

ジュリアン・ストローサー(#3)Julian Strawther

  • ポジション:G
  • 身長/体重:6’6″(約198cm)/205lbs(約93kg)
  • 年齢/経験:23歳/3年目(アメリカ)
  • 昨季成績(2024-25):65試合/21.3分/9.0得点/2.2リバウンド/1.3アシスト
  • 評価:昨季は貴重なオフェンシブプレイヤーとしてRSはローテションでよい働きをしていただけに、PS直前の怪我が不運だった。それでも輝いた試合はあっただけにあきらめたくない存在。今季はTHJとブルース・ブラウンの加入により出番の激減が予想されるが、オフェンスの爆発力は魅力的。なにか違いが作れないと生き残るのは厳しいとは思うが期待したい。

ハンター・タイソン(#5)Hunter Tyson

  • ポジション:F
  • 身長/体重:6’8″(約203cm)/215lbs(約98kg)
  • 年齢/経験:25歳/3年目(アメリカ)
  • 昨季成績(2024-25):51試合/7.8分/2.6得点/1.5リバウンド/0.4アシスト
  • 評価:サイズとシュート力で期待こそできるがファールがかさむタイプで使いにくかった印象。今季は層の薄さが改善したためさらに出場機会が限られる厳しいシーズンになりそうだ。

テイマー・ベイツ(#7)Tamar Bates

  • ポジション:G
  • 身長/体重:6’4″(約193cm)/195lbs(約88kg)
  • 年齢/経験:22歳/ルーキー(アメリカ)
  • 昨季成績(2024-25)
  • 評価:今季ツーウェイ契約を結んだ。アスレチック能力とシュート力に期待はできる。

ペイトン・ワトソン(#8)Peyton Watson

  • ポジション:G/F
  • 身長/体重:6’8″(約203cm)/200lbs(約91kg)
  • 年齢/経験:23歳4年目(アメリカ)
  • 昨季成績(2024-25):68試合/24.4分/8.1得点/3.4リバウンド/1.4アシスト/1.4ブロック
  • 評価:公式の表記がガードなのだがそうなのだろうか。守備力と運動量が武器。リムプロテクトに加え、オフェンスでも成長を見せる。とくにド派手なブロック能力はセンターを除けばすでにリーグ最高峰でディフェンスでチームに大いに貢献してくれている。ロスター状況的によい延長契約を渡すのは難しそうだが、指標でみてもよい貢献をしてくれているし、ナゲッツには欠かせない存在であるので、なんとかうまいことやって欲しい。今季はオフェンスでの役割を増やしていくらしいが、MPJのディフェンス並みのド派手なマイナス指標がもしややマイナス程度まで持っていけるのであれば優勝待ったなし。

ティム・ハーダウェイJr.(#10)Tim Hardaway Jr.

  • ポジション:G/F
  • 身長/体重:6’5″(約196cm)/205lbs(約93kg)
  • 年齢/経験:33歳/13年目(アメリカ)
  • 昨季成績(2024-25):77試合/28.0分/11.0得点/2.4リバウンド/1.6アシスト
  • 評価:キャッチ&シュートで異常な確率をたたき出しているベテランがナゲッツに新加入。シュートセレクションに難がある選手といわれているが、ナゲッツではMPJの移籍によりそういう選手が二人になることはないので問題ないだろう。むしろナゲッツのシステムの中ではそのような欠点はないに等しいのではないかと予想する。昨季シューター不足のためスペーシングの都合でMPJを出さないという選択肢がとりにくかった。今季はキャメロンジョンソンが不調時には安心して下げられるし、セカンドユニットでの火力も担保してくれるだろう。個人的には今季ナゲッツの補強の中で最高の補強だと感じる。

ブルース・ブラウン(#11)Bruce Brown

  • ポジション:G/F
  • 身長/体重:6’4″(約193cm)/202lbs(約92kg)
  • 年齢/経験:29歳/8年目(アメリカ)
  • 昨季成績(2024-25):23試合/24.7分/8.2得点/4.2リバウンド/2.4アシスト(NOPでの成績)
  • 評価:チームと相思相愛の優勝メンバーがナゲッツに帰還。スターターでバリバリやるには足りなかったようだが、ナゲッツでの控え選手としては即フィット間違いなしだし、十二分によい貢献をしてくれると確信できる。マレーの控えハンドラーにできるという意見には個人的には眉唾だが、それでも痒い所に手が届くような、すばらしい活躍をしてくれるだろう。PTを安心して任せることができ、選手層ペラペラ問題を大きく改善してくれることを期待。

ダロン・ホルムズII(#14)DaRon Holmes II

  • ポジション:F/C
  • 身長/体重:6’9″(約206cm)/225lbs(約102kg)
  • 年齢/経験:23歳/2年目(アメリカ)
  • 昨季成績(2024-25):ー
  • 評価:昨季は怪我の影響で全休。今季が実質のルーキーシーズン。ストレッチ性能のあるビッグマンとして大きな活躍が期待される。今季はまずはGリーグから経験を積ませる方針か。ヨキッチの控えとしても、また、ヨキッチと共存しても実力を発揮できると期待。

ニコラ・ヨキッチ(#15)Nikola Jokić

  • ポジション:C
  • 身長/体重:6’11″(約211cm)/284lbs(約129kg)
  • 年齢/経験:30歳/11年目(セルビア)
  • 昨季成績(2024-25):70試合/36.7分/29.6得点/12.7リバウンド/10.2アシスト
  • 評価:言わずと知れたリーグ最強選手の一角。今季はついに念願の安心できる控えセンターを獲得。プレータイムをどれだけ抑えられるかがPSに向けたカギになりそう。今季は選手層の強化があり、得点は減るとは思うが、その分プレーメイクに集中できるか。そうすればMVPはともかく、チームとしては理想的だろう。

ヨナス・バランチュナス(#17)Jonas Valančiūnas

  • ポジション:C
  • 身長/体重:6’11″(約211cm)/265lbs(約120kg)
  • 年齢/経験:33歳/14年目(リトアニア)
  • 昨季成績(2024-25):32試合/16.9分/8.7得点/7.0リバウンド/1.8アシスト(SACでの成績)
  • 評価:ギリシャ行きもうわさされていたが結局ナゲッツに加入してくれた。間違いなくヨキッチの控えとして歴代最高のセンター。正直控えに置いておくにはもったいない格の選手にみえる。ヨキッチとプレースタイルも近く、セカンドユニットの問題をむしろセカンドユニットで優位をとれるレベルまで引き上げてくれることまで期待できる。今季優勝して気持ちよく好きな残りのバスケットボール人生を送ってほしい。

スペンサー・ジョーンズ(#21)Spencer Jones

  • ポジション:F
  • 身長/体重:6’7″(約201cm)/225lbs(約102kg)
  • 年齢/経験:24歳/2年目(アメリカ)
  • 昨季成績(2024-25):20試合/3.8分/0.8得点/0.2リバウンド/0.0アシスト
  • 評価:サイズもあり、ディフェンスに期待できる選手として今季は出場機会もやや増えそうか。シュート力もあるようだが、本当にあのフォームであるのだろうか。

ジーク・ナジ(#22)Zeke Nnaji

  • ポジション:F/C
  • 身長/体重:6’10″(約208cm)/240lbs(約109kg)
  • 年齢/経験:24歳/6年目(アメリカ)
  • 昨季成績(2024-25):57試合/10.7分/3.2得点/1.6リバウンド/0.4アシスト
  • 評価:契約が重いことで有名。それでも要所でよい活躍をするし、ポテンシャルは感じる。しかも限られた出場機会でもちゃんと準備していることが伝わってくるだけになんとももどかしい選手。使い方によっては貢献できる戦力にはなりうるのでサラリーほどではないにせようまく使ってほしい。あわよくば覚醒した姿も見たい。

キャメロン・ジョンソン(#23)Cameron Johnson

  • ポジション:F
  • 身長/体重:6’8″(約203cm)/210lbs(約95kg)
  • 年齢/経験:29歳/7年目(アメリカ)
  • 昨季成績(2024-25):57試合/31.6分/18.8得点/4.3リバウンド/3.4アシスト
  • 評価:マイケル・ポーター・ジュニア(MPJ)とのトレードで今季新加入。巷ではMPJより上との声が大きいが正直昨季途中までの指標を考えると攻守あわせてトントンくらいになると個人的には予想。とはいえこれはネガティブな意味ではなくすばらしい補強だったということ。すなわち、まず第一にサラリーの大幅な削減により(キャメロン・ジョンソン、ヨナス・バランチュナス、THJ、ブルース・ブラウンの合計がだいたいMPJくらい)、層の厚さが劇的に改善した。そして第二にMPJのオフェンス偏重の貢献度をディフェンスにも回せるということ。たまにいう人がいるようにオフェンス能力もキャメロン・ジョンソンの方があるということには個人的には否定的だが、そんなことはどうでもよくて、MPJの最高火力の余剰分をディフェンスと安定感に回せるというのがチームとしては大きいだろう。MPJ絶好調時のナゲッツは基本的にブローアウトでの勝利でしかなかったので、そこまでの火力はいらないと思っていた。そこにバランスがよりよいキャメロン・ジョンソンとなるとシーズン通してみたときによいトレードだったとなると思う。MPJほどのスタッツの見栄えのよさはないだろうから期待外れとたたかれるかもしれないが、そこは貢献度で冷静にみてほしいところ。もう一つよい点は、MPJは生え抜きで高額サラリーであったためサードオプションと序列付けするしかなかった。その点キャメロン・ジョンソンはスペーシング要因と割り切ることができるし、アーロン・ゴードンがサードオプションとなり、キャメロン・ジョンソンを第四あるいは第五オプションとしても自然な点だ。これはチームのバランスを考えるうえで効いてくると思う。(そのうち文章は推敲するかもしれませんが、この補強は単体のトレードだけで見ない方がよいというのが個人的意見です。MPJはどう考えてもネッツでスタッツを伸ばすので。)

ジェイレン・ピケット(#24)Jalen Pickett

  • ポジション:G
  • 身長/体重:6’2″(約188cm)/202lbs(約92kg)
  • 年齢/経験:26歳/3年目(アメリカ)
  • 昨季成績(2024-25):49試合/13.6分/4.1得点/1.4リバウンド/2.2アシスト
  • 評価:冷静な判断力を持つ若手PG。昨季はマレーの怪我やラッセル・ウェストブルックとの役割の違いにより大きく出場機会を伸ばした。PSでは実力不足を感じたが、RSではよい貢献をしてくれていた。今季はマレーの明確な控えPGがいないので出場機会を求める声も聞こえてくるが、ナゲッツのシステム上、アーロン・ゴードンはともかく、クリスチャン・ブラウンやブルース・ブラウン、下手したらペイトン・ワトソンがボールを運んでも成立してしまう上に、ヨナス・バランチュナスのプレースタイル上セカンドユニットでの必要性も小さくなるだろう。ピケットにとっては非常に厳しいシーズンになりそうだが、個人的には好きな選手なので腐らず頑張ってほしい。

ジャマール・マレー(#27)Jamal Murray

  • ポジション:G
  • 身長/体重:6’4″(約193cm)/215lbs(約98kg)
  • 年齢/経験:28歳/10年目(カナダ)
  • 昨季成績(2024-25):67試合/36.1分/21.4得点/3.9リバウンド/6.0アシスト
  • 評価:ナゲッツのエース。毎年序盤が不調でオールスターに選ばれたことがない選手の中で歴代最高の選手との呼び声も高い。優勝シーズンが奇跡と思えるほど毎年怪我の影響でパフォーマンスを落としている。今季は開幕から状態良さそうなので期待できるか。オールスターになるかどうかは個人的にはどちらでもよいが、マレーが万全な状態でのポストシーズンがみたいし、もしそれが実現するならば優勝できると思う。スコアリングガードのカテゴリーに入るとは思うが、実はパスがめちゃくちゃうまいし、ヨキッチ同様にものすごいアンセルフィッシュで自分のスタッツを気にしていないとさえ思う。元センターだけあってヨキッチとのツーメンはどちらがスクリーナーでもハイレベルに成立する。実際ヨキッチとマレーのツーメンゲームの効率はリーグ最高レベルで毎年各チームに攻略法はない。個人的にマレーのパスからの展開が好きなので、万全な状態でシーズンを駆け抜けてほしい。マレーからヨキッチにいれてヨキッチの短めのシュートだったり、そこからアーロン・ゴードンへのロブだったりめちゃくちゃ美しい。

アーロン・ゴードン(#32)Aaron Gordon

  • ポジション:F
  • 身長/体重:6’8″(約203cm)/235lbs(約107kg)
  • 年齢/経験:30歳/12年目(アメリカ)
  • 昨季成績(2024-25):51試合/14.7分/4.8得点/3.2リバウンド/2.2アシスト
  • 評価:昨季前例のないシューティングの改善を見せた万能型フォワード。いくら練習したからと言ってこんなにうまくなるとかあり得るのかというレベルでシュートが改善した。ハンドラーからエースムーブまでできて、シュータープレーまでできるうえにディフェンス要因、しかもハイライトプレーまでみせるとか最高のロールプレイヤーの地位に上り詰めたミスターナゲッツ。今季はMPJの移籍により、オフェンスでの役割も増えてくると思う。マレーと同様怪我が心配な選手であるが、それさえなければ今季キャリアハイのシーズンとなると思う。個人的にはアーロン・ゴードンの移籍がきっかけでデンバーナゲッツのファンになったので応援している。

💰サラリー・チーム構成分析

主力選手年俸 (2025-26)備考
ニコラ・ヨキッチ$55.2M2027-28年はPO
ジャマール・マレー$46.4M2028-29年まで
アーロン・ゴードン$22.8M来季から新契約、2028-29年はPO
キャメロン・ジョンソン$21.0M2026-27年まで
クリスチャン・ブラウン$4.9M来季から5年$150M
(ジーク・ナジ)$8.2M2027-28年はPO

MPJの移籍によりかなり柔軟なサラリー状況となり層の薄さが大きく改善した。
来季からアーロン・ゴードンとクリスチャン・ブラウンのサラリーが跳ね上がるが、優勝を狙えるロスターを維持できるかに注目。
ヨキッチ・マレー・ゴードンのトリオに加えてクリスチャン・ブラウンは長期的に維持される見込み。ペイトン・ワトソンも残したいところだが難しいか。


🔎まとめ|ナゲッツ2025-26の見どころ

  • ヨキッチ+マレー体制の円熟期
  • セカンドユニットの安定(ブラウン、THJ、バランチュナス)
  • 若手育成の進展(ブラウン、ワトソン、ホルムズ)

総合的に見て、デンバーナゲッツは今季も「優勝候補の一角」。
選手層の深さ・システム理解度ともに高く、ヨキッチ時代の黄金期はまだ続く。


参考

  1. https://www.nba.com/nuggets/roster (2025/11/08参照)
  2. https://www.basketball-reference.com/teams/DEN/2025.html (2025/11/08参照)
  3. https://www.basketball-reference.com/contracts/DEN.html (2025/11/08参照)

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