試合概要
ナゲッツは敵地でキングスに122-108で勝利し、5連勝。
ニコラ・ヨキッチが35点・15リバウンド、ジャマール・マレーが23点、アーロン・ゴードンが17点。ベンチからはブルース・ブラウンが14点を追加した。
デンバーはFG51%、リバウンド48-35と主要指標で上回り、第4Qの16-2ランで勝負を決めた。
キングスはドマンタス・サボニスが19点・8リバウンド・4アシスト、ドリュー・ユーバンクスが19点・7リバウンド、デマー・デローザン18点、ラッセル・ウェストブルック14点。
全体の所感
なんとなく覇気の薄い空気感の試合。それでもヨキッチの異次元の2ポイントが試合を支配し、4Qはセカンドユニットのエナジーで突き放した。
2日空きで“もっと余裕の展開”を想像していたが、現実は渋い時間帯も。とはいえ今季のベンチの厚さと勢いは昨季と段違い。クリスチャン・ブラウンとキャメロン・ジョンソンのシュートが上向かないなかでこの内容は、シーズン通して大いに期待できる。
唯一の不安はキレッキレのマレーのプレータイムがやや長いこと。終盤も“ぬるっと”終わった印象はあるが、勝ち筋をきっちり踏んだ。
クォーターごとの試合展開と感想
1Q
サクラメントのチームDの緩さもあり“圧倒するか”の雰囲気だったが、終わってみれば2点ビハインド。
ただ地力差は明白で、この時点で大崩れの心配はなかった。
2Q
ヨナス・バランチュナスはこのQでフィニッシュを落としがち。
セカンドユニット全体もややマイナスだが、形は崩れず。終盤に主導権を取り戻し、残り1:45で逆転→そのまま前半リードへ。
3Q
スリーポイントが入らない展開でも、ヨキッチの2ポイントでコツコツ加点。
“止めようがない”状態でリードをキープ。B2Bを考えるとヨキッチの負担は少し気になったが、流れは完全にデンバー。
4Q
ゲーム全体として覇気は薄め。とはいえ序盤のセカンドユニットがギアを上げ、16-2ランで一気に101-86まで。
バランチュナスのOR→ダンク、THJやブルース・ブラウンのエナジーが効き、今季の補強の“効能”を体現。
ヨキッチの“突然の”スリーも象徴的で、昨季までなら苦戦したであろう展開をきっちりものにした。
選手ごとの所感
ニコラ・ヨキッチ
今季2ポイントシュートの確率が異常な値をたたき出しているヨキッチ。今日も異次元な効率で得点を重ねていた。ポストアップからのプレーは負荷こそ心配ではあるが、サクラメントはどうやってもヨキッチを止めることはできなさそうだったので、まわりのスリーポイントが落ち続けるなかで安定した得点源となっていた。今季ここまでさまざまな指標が異常な値となっており、まだまだ全盛期。絶対にリング一つで終わらせてはいけない。今日はアシストが結構消えていた印象ではあるが、チーム状況を考えるとシーズン平均トリプルダブルは確実だろう。
ジャマール・マレー
キレッキレなのはよいが怪我しそうで怖い。シュートはセレクションもあって確率こそ抜群というわけではないが、十二分に効率はよい。そもそもアンセルフィッシュで乱発するタイプではないので心配はしていないが。ヨキッチへのパスも相変わらず美しい。今季はフリースローをまだ一本しか落としておらず、その点もありがたい存在。ヨキッチ前提ではあるが、マレークラスかつマレータイプの選手がナゲッツには必須で優勝はマレー次第と考えられるので、絶対に大けがだけは避けてほしい。
アーロン・ゴードン
異常な改善を見せたシューティングに加えて、これまでどおりのミスマッチをつくオフェンスと、泥臭いディフェンスで今日も大いに貢献してくれた。今季のチーム再構成により明確なサードオプションと位置付けられていることもよい方向に働いていると思う。ヨキッチとマレーと並べてビッグスリーといえる存在。
クリスチャン・ブラウン
ひっそりとしたバックカットにディフェンスによい仕事をしている。今日はスリーポイントもあったがやはりオフェンスの判断がやや怪しい。シュートが上向いてくれば変わってくるか。いずれにせよ貢献度は高いので、さらに望むとすればというところではあるが、大きめの契約を結んだ以上求めたいところ。
キャメロン・ジョンソン
相変わらず、シュートは不調で単純な火力でMPJの穴を埋めているわけではないが、放置できる選手ではないし、全体的にバスケットボールIQの高いプレーをしているので十分にプラスの貢献はしてくれている。さすがに中盤から終盤、ポストシーズンにかけては復調していってくれるでしょう。正直MPJ分の火力はナゲッツにとっては過剰であったので、キャメロン・ジョンソンくらいの火力で十分だろうし、なにより特にディフェンスでのIQが段違い。とりわけ個人の守備力が高いとは感じないが、ナゲッツに必要な部分であったと思う。加えて、地味ながらドリブルがつけるというのも、ナゲッツの純粋なPG不在でも成立するバスケとの相性がよいと感じる。
ティム・ハーダウェイ・ジュニア(THJ)
シューティングにエナジーに今日も求められていた仕事をしていた(今日は入ってはいなかったが)。声も出ていたし本当に最高の補強であったと思う。ベンチからボールを持たずに10点程度とってくれる存在はまさにナゲッツが求めていたものだと思う。
ブルース・ブラウン
ハンドル/3P/トランジション/Dをちょうど良いクオリティで提供。
20分枠を完璧に埋める万能ロール。ケミストリーの要。そしてなによりチームと相思相愛なナイスガイ。
ペイトン・ワトソン
実際にプレーメイクをさせるわけではないが、ワトソンにボールを運ばせるのは今季ずっとやるんだろうか。ひっそりとオフェンシブレーティングが高いのもおもしろい。
ヨナス・バランチュナス
2Qこそシュートを落としていたが、4Qではサクラメントを突き放す原動力となった。やはりヨキッチ史上最高の控えセンター。ここまで熱い選手であることも知らなかったし、ぜひとも今季優勝してほしい存在。
ジュリアン・ストローサー
今日は若干のプレータイムを確保しており、無難によい動きはしていたと思う。9人ローテに割って入るには正直もう少し確率を挙げなくては厳しいとは思うが、短いプレータイムでも他の選手の負担を減らすことは重要であるし、あわよくばもう少しプレータイムを勝ち取れるような成長も期待したい。ゴンザガ大出身で八村塁の後輩だし。
ジェイレン・ピケット/スペンサー・ジョーンズ/ジーク・ナジ/ハンター・タイソン
今日は出番なし。
次戦に向けて
BtoBでクリッパーズ戦。今日は試合開始が遅く、十分な休息をとるのは難しいかもしれないが、今季いまいちかみ合っていないクリッパーズには勝利してほしいところだ。



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