※基本的にこのシリーズは「昼休みに一気見した雑感」です。
ちゃんとした試合レポートや分析ではありません。
年明け以降、仕事が落ち着いてアドバンストスタッツも出揃ったら、ときどき大真面目に書くかもしれませんが。
試合概要
デンバーナゲッツはホームでシカゴ・ブルズと対戦し、127-130で惜敗。
今季ここまで無敗だったホームでの初黒星となり、7連勝もストップした。
ナゲッツはニコラ・ヨキッチが36得点・18リバウンド・13アシストのトリプルダブル。
前半だけでトリプルダブルにあと1アシストと、相変わらずの支配力を見せた。
ジャマール・マレーは34得点(うち18点を第4Qで記録)、アーロン・ゴードンも24得点とビッグ3はしっかり仕事をした。
一方のブルズは、アイオ・ドスンムとジョシュ・ギディーがそれぞれ21得点。ギディーは14リバウンドも記録し、ブルズは6人が二桁得点とバランス良くスコア。
ベンチスコアはCHI 66 – 9 DENと、ここで完全に差をつけられた。
最大18点ビハインドから逆転し、4Qには13点差を追い付く場面もあったナゲッツだったが、終盤にケビン・ハーターとニコラ・ブーチェビッチに痛恨のスリーを決められ万事休す。
最後はヨキッチの同点を狙ったショットがリングに嫌われ、そのままタイムアップとなった。
試合前雑感(スターターとローテの話)
スターターについて。
キャメロン・ジョンソンの出場は正直意外だった。
「出られる状態ではある=ポジティブ」とも取れる一方で、2試合前にクリスチャン・ブラウンを一度戻してからの再離脱という流れもあり、本当に大丈夫なのかという不安もある。
シューティングこそ絶不調が続いていたが、
キャメロン・ジョンソンはディフェンスやスペーシングを含めた総合的な貢献度が高い選手。
もし“CB離脱でウイングが足りないから多少無理してでも”という判断なのであれば、シーズン序盤にしてはリスクが大きい。
ここで長期離脱になったら痛すぎるので、本音としては無理しないでほしかったが、最終的にはチームの判断を信じるしかない。
キャメロン・ジョンソン出場時にペイトン・ワトソンがスターターになるのは予想通り。
THJとブルース・ブラウンはベンチからのほうがローテ全体のバランスが良いのだろう。
さすがにスペンサー・ジョーンズをそのままCBの穴に当てはめるのは厳しいし、
今季ここまでのアデルマンの柔軟な起用を見ても、このタイミングで「ワトソンをベンチ固定」という選択肢はなさそうだ。
一方で、ジュリアン・ストローサーは怪我で欠場。
今季ローテのボーダーラインにいる彼にとってプレータイムを勝ち取るチャンスだっただけに、タイミングとしては本当にもったいない。
全体の所感
相手のスリーポイントを許しすぎたこと、
特にベンチメンバーがイライラ気味で不安定だったことも響き、前半はリードを許す時間帯が長かった。
それでも、
- 前半は「ナゲッツとしての完成度」
- 後半は「マレーを中心とした怒涛の追い上げ」
で、逆転までは到達できた試合でもあっただけに、最後の負け方はかなりがっくりくる。
ベンチポイントでボコボコにされたとはいえ、
ここまではベンチが出来すぎだった面もあるので、そこまでネガティブにとる必要もないかもしれない。
運動量のあるブルズ相手にCB不在という条件もあったし、ある程度は想定内の苦戦ともいえる。
スリーポイントについては、ここまで相手の下振れをずっと引いていた気もするし、
「レギュラーシーズンをこんなペースで勝ち続けるわけがない」という現実を改めて見せられた印象。
OKCがぶっちぎってヨキッチがMVPを取りづらくなる未来を考えると切ないが、
SGAの指標も良いので文句はない、という複雑な気持ち。
キャメロン・ジョンソンにやっと“こういう試合”が出たのは好材料。
怪我は心配だが、今日の内容を見る限りは大丈夫そうにも見える。
一度こういう試合が出れば、今後はシューティング面でも一定の貢献を期待できそう。
この敗戦でナゲッツの評価が変わることはない。
あくまで「よくあるRSの一敗」で、内容的にはむしろポジティブ要素も多かった。
クォーターごとの試合展開と感想
1Q
まさかのペイトン・ワトソンのコーナースリーからスタート。
マレーは本当に、誰が相手でも容赦なく打たせる。
シューティング改善前のアーロン・ゴードンに3Pを打たせまくっていた頃を思い出す。
キャメロン・ジョンソンの貢献も大きく、ディフェンスも(ナゲッツ比で)かなり良かった。本当か?
オフェンスではアーロン・ゴードンのミスマッチ攻めというお馴染みの形。
ワトソンのオフェンスは相変わらずだが、そのあたりは想定内。
ヨキッチがやや怪しいプレーもあったものの、スターターの時間帯は「今季のナゲッツそのもの」という盤石の試合運びだった。
スコア的には相手のスリーがよく入ったこともあり大きくは離れなかったが、
内容的には特に不安なし。
ヨキッチが1Qフル出場にならなかったのも良し。
2Q
かなり停滞した入り方でスタート。
シカゴは引き続きよく決め、ナゲッツはオフェンスがちぐはぐ。
THJのシュートセレクションが気になったのは、今季初かもしれない。
バランチュナスもイラつき気味で、マレーがコートにいながらも全く形が作れていない時間帯が続いた。
「今季ここまでで一番余裕がない時間帯では?」と思うくらいナゲッツらしくない展開。
フリースローも含めてグダグダ。
……などと焦っていたのは私だけで、
ヨキッチ帰還とともにオフェンスが一気に覚醒。
ピケットもディフェンスで想像以上にやれており、
「今季は厳しいかな」と思っていた自分を反省した。
キャメロン・ジョンソンの逆転スリー2本は「これが見たかった!」という形だったし、
なによりワトソンのブロックが完全にキャリアハイライト級。
ブロック・オブ・ジ・イヤー候補と言っていいレベル。
3Q
久しぶりにあのクオリティの美しいソンボルシャッフルが見られて満足。
ヨキッチは相変わらず超高速でトリプルダブルを達成。
チームディフェンスは今季かなり良くなっているとはいえ、あと一歩という印象も残る。
アーロン・ゴードンがゴリゴリにフィジカルで押せる存在なのは本当にありがたい。
こういうのを見ていると、「そりゃ全盛期レブロンはファイナル10年連続行くよな」とふと思う。
中盤以降はお互いバタバタした展開で、見ていてごちゃごちゃ。
もう一度ナゲッツがかみ合えば…と思いつつも、やや不安の残る流れ。
THJとブルース・ブラウンのイライラも目立ち、10点ビハインドで終える形に。
4Q
先に結果を知ってからの観戦になってしまったが、それでもマレーの“エース力”は凄まじかった。
キャメロン・ジョンソンもシュートタッチが戻ってきた感じで、ここは間違いなくポジティブ。
勝ち切れなかったのは残念だが、
スペンサー・ジョーンズとジェイレン・ピケットで合計15〜20分を埋めつつ、
ヨキッチとマレーの40分超えをギリギリ回避できたのはまだ救いがある。
見慣れた負けパターンの延長ではなく、
「勝ち筋はあったが、今日は相手が上だった」というタイプの敗戦だったので、
ここは切り替えて応援を続けたい。
選手ごとの所感
ニコラ・ヨキッチ
前の試合に続き、シュートタッチ自体は完調とは言い難い。
怪我の影響や疲労もあるのだろう。
それでも36点・18リバウンド・13アシスト。
要所のプレイメイクもさすがMVPクラスで、かなりストレスが溜まっているはずなのに、
ヨキッチにしては感情をしっかりコントロールしていたように見えた。
個人的には、久々に綺麗なソンボルシャッフルが見られて満足。
ジャマール・マレー
前半は「シュートは怪しいけど、やっていることはうまいマレー」という感じだったが、
終盤は完全にエースモード。
一方ディフェンスについては、怪我持ちとはいえやる気がないように見えるポゼッションが多いのは気になるところ。
今季もディフェンス指標は相当悪くなりそうだが、それでもラヴィーンやキャム・トーマス、トレイ・ヤングほどではない…はず。
アーロン・ゴードン
今季はディフェンス力が完全復活しており、
ミスマッチを突くオフェンスも健在。
そこにシュート力まで加わると、もはや「ロールプレイヤー」という枠には収まりきらない。
スタッツと実際の貢献度を考えると、
マレーと並べて「ビッグスリー」と呼ばざるを得ない存在。
キャメロン・ジョンソン
大怪我につながるのが一番怖いが、上腕二頭筋系の怪我なので脚は動かせる分、
チームへの影響はまだマシな部類か。
正直、シューティングに関してはしばらく期待していなかったが、
今日はやっと「これだよこれ」という試合が出た。
一度こういうゲームが出れば、今後も
「ディフェンスとスペーシング+ときどき当たる日」というパターンを期待してよさそう。
ペイトン・ワトソン
今日の2Qのブロックは本当にエグかった。
ブロック狙いすぎな面はあるが、それでもディフェンス面での貢献度はチーム随一。
もう少し落ち着けばオールディフェンシブ級の未来も見えてくる。
そのためにはオフェンス面をもう少しマシにしないと難しいが、
CB離脱中は基本的にワトソンがスターターだろうし、この時間を自分の価値証明に使ってほしい。
ティム・ハーダウェイ Jr.(THJ)
ハンドオフからのミッドレンジは、KCPを感じた。
このオプションがあるのは大きい。
今日はナゲッツ加入後初めての「ひどい出来」と言っていい内容。
かなり苛立っていたが、ここはベテランらしく落ち着いてほしいところ。
とはいえ、これまでが出来すぎだったのも事実。
非常時でチームとしてもCB不在にまだ慣れていないが、そのうち落ち着けば
キャリアハイ効率シーズンを十分狙えると思う。
ブルース・ブラウン
ブルブラにも、もう少し落ち着いた安定感を求めたい試合だった。
ただ役割自体はハッキリしているので、崩れることはないはず。
ヨナス・バランチュナス
今日はなかなか厳しい内容。
相性もあるので仕方ない部分もあるが、
「苛つくタイプがベンチに3人いる」のはチームとして難しさも感じる。
プレイタイムは短かったし、次戦以降は冷静さを取り戻してほしい。
スペンサー・ジョーンズ
ディフェンス面では一定の貢献ができるが、オフェンスは想像以上に課題が多そう。
ワトソンもそうだが、ヨキッチへのエントリーはナゲッツの生命線なので、
ここがついてこないと信頼を勝ち取るのは難しい。
ピケットとプレータイムを分け合う形は「なるほど」と思える起用で、
今後もしばらくチャンスは続きそう。
ジェイレン・ピケット
サイズの問題もあり、今季は厳しいと見ていたが、
今日のように特定のマッチアップでディフェンス要員として起用するのは大いにアリだと感じた。
PGでありつつ、冷静さと一定のシュート力を持っているので、
「スペンサーではなくピケットを当てる」選択は納得。
一瞬やらかしたかというプレーもあったが、全体的には良い出来。
ハンター・タイソン/ジーク・ナジ
出番なし。
クリスチャン・ブラウン/ジュリアン・ストローサー
怪我で欠場。ストローサーは今季も運もないか。
次戦に向けて
次戦は中1日空けてアウェイでペリカンズ戦。
やはり選手の健康状態が最重要テーマだが、
ここはしっかり勝っておきたい相手。
ローテーションの組み方、
ワトソンのスターター定着度合い、
スペンサー・ジョーンズ/ピケットの役割分担あたりにも注目したい。
参考(更新日参照)
NBA.com
https://www.nba.com/
ESPN Denver Nuggets
https://www.espn.com/nba/team/_/name/den/denver-nuggets
NBA League Pass Prime Video
https://www.amazon.co.jp/gp/video/channel/56eb6728-5015-dd6e-850e-82b37e5d30c3



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