【NBA】西2位争いはヨキッチが格の違いをみせつけナゲッツの勝利|DEN 112-109 HOU【2025年11月20日】

NBA

強豪ロケッツ相手にアウェーでの素晴らしい勝利。アーロン・ゴードンの怪我が不安ではあるが、今季のナゲッツはやっぱり強い。
この試合は考察・分析のしがいがありそうだが、忙しすぎてちょっと無理なので、いつもどおり一気見の浅い雑感程度の振り返りにとどめる。


試合前雑感

アーロン・ゴードンが出場となり、クリスチャン・ブラウン不在ながらも「西のナンバー2争い」に向けては視界良好。
今日はエミレーツNBAカップの試合ということもあり、やや強度高めのゲームが期待される一戦だった。

ここで勝利して、OKCへの挑戦者としてふさわしい姿を見せてほしいところ。
こういう相手には、マレーやキャメロン・ジョンソンで“違い”を作ってほしいが、果たしてどうなるか。


試合概要

デンバーナゲッツは敵地ヒューストンでロケッツと対戦し、112-109で接戦を制した。

  • ニコラ・ヨキッチ:34得点・10リバウンド・9アシスト
    • 後半だけで24得点、FG 11/20 と圧巻のパフォーマンス
  • ジャマール・マレー:26得点・10アシスト
    • 終盤のフリースローで勝利を手繰り寄せる
  • ティム・ハーダウェイ Jr.:ベンチから12得点
  • チーム全体FG:53%

ナゲッツはこの勝利でNBAカップ戦は2勝1敗
11月28日のホームでのスパーズ戦を残し、グループ突破に望みをつなげた。

ロケッツは、

  • リード・シェパード:キャリアハイ27得点(前半だけで20点、3P 4/6)
  • アメン・トンプソン:22得点・7リバウンド
  • ジャバリ・スミス Jr.:21得点・11リバウンド
  • アルペレン・シェングン:14得点
  • ケビン・デュラント:13得点

と若手+KDがバランスよく得点し、FG 44%で食い下がった。

試合はロケッツが92-87とリードして第4Q残り9分を迎えるが、そこからナゲッツが20-9のランで逆転。
残り23秒、マレーのフリースローで6点リードとするも、ロケッツがそこから8-3のランで1点差まで迫り、残り5秒にジャバリ・スミスの3Pで110-109
そこからヨキッチが残り3秒弱でフリースローを2本沈め、最後のシェングンのハーフコートショットが外れて試合終了となった。

なお、アーロン・ゴードンは第1Q残り8分半頃のドライブで転倒し、右ハムストリングを痛めて途中離脱。
前の試合(@NOP)もハムストリングで欠場しており、状態がかなり心配な状況だ。


全体の所感

キャメロン・ジョンソンの早々の2ファウル、アーロン・ゴードンの離脱と、序盤の流れとしてはかなり厳しい展開になるかと思われた試合。

それでも、ディフェンスが機能していた時間帯も多く、内容的にはスコア以上にナゲッツが上回っていた印象だった。
KD無双+周りの3P超絶上振れを4戦やられない限り、POシリーズでロケッツに負ける絵はあまり見えないかな、という感触。

エミレーツNBAカップにちゃんと夢を見られるのはうれしいところだが、
正直なところアーロン・ゴードンの状態がかなり心配で、それどころではないというのが本音でもある。
PORにもう一勝してもらってグループステージ敗退してもらってもよいのかもしれない。あくまでファン目線ではあるが。(同率なら直接対決の結果が優先される。)というか自力で突破はないので考える必要もないか。


クォーターごとの試合展開と感想

1Q

キャメロン・ジョンソンが早々に2PFでベンチへ。
さらにアーロン・ゴードンのハムストリングの状態がやはり思わしくなく、こちらも早々にベンチ行き。

それでも、ヨキッチとバランチュナスの同時起用は、ペースの遅いロケッツ相手にはかなり機能していたようで、
このQはロケッツの得点をわずか12点に抑える好守を披露。

オフェンス面ではロケッツのディフェンスもよく、大量リードとまではいかなかったが、手応えは感じられる内容だった。


2Q

オフェンスでかなり苦戦したクォーター。

ディフェンス面では、今季のナゲッツらしく「スリーポイントをある程度は捨てる」タイプなだけに、そこで当てられると厳しくなるのは仕方がない。

KDへのディフェンス自体は悪くなかったように見えたが、
そこは「関係ないからKDはKD」というだけで、衰えてもなお恐ろしい存在だと再確認。
結局スタッツ自体は“微妙KD”だったとしても、ディフェンス側の負担は相変わらず大きい。

前半を通して見ると、スペンサー・ジョーンズ “やるじゃん” という印象が強い Q だった。


3Q

後半は、戻ることのできなかったアーロン・ゴードンの代わりにスペンサー・ジョーンズがスターターで登場。

とはいえ、スペンサーが良かったとはいえ、
「ジーク・ナジは2-way契約の選手に出番を奪われていて本当にいいのか?」という複雑な気持ちも正直ある。

ヨキッチがシェングンとの1on1からまさかのダンクを叩き込んだシーンでは、
ジーク・ナジと同じリアクションに。
このモードのヨキッチが出てくると、やはりコート上でナンバーワンであることを改めて見せつけてくる。

とはいえ、ロケッツのセカンドチャンスが強すぎて、大きく突き放すまではいかず。
「西の2位争いにふさわしい内容」ではあったが、バイアスのせいかもしれないがDENの方がだいぶ強くないか?というのが正直な感想。
よく言われる「OKC >> DEN ≧ HOU」の“=”の部分は消えたかもしれない。

ブルース・ブラウンがヨキッチの華麗なパスからの3Pを外し、
その後のトランジションのフィニッシュをミスしてファウル…という流れはかなりもったいなかった。
CB帰ってこい。


4Q

まさかの第4Q頭からヨキッチ投入
と思ったらバランチュナスも一緒にコートイン。リバウンド強化の意図は明らか。

ただしリスクのある起用で、このQではやや裏目に出た場面もあった印象。

スペンサー・ジョーンズは、今日唯一のシュートである3Pをしっかり沈めたのが本当に偉い。
スリーを最低限打てるようであれば、本契約も見えてくるか。

キャメロン・ジョンソンの逆転スリーとフリースローは、まさに「見たかったやつ」。
マレー vs KD で「絶対無理だろ」と思ったポゼッションでまさかのブロックもハイライト。

最後はマレーのフリースローで試合終了…かと思いきや、ちょっと粘られつつも無事勝利。


選手ごとの所感

二コラ・ヨキッチ

まさかのポスタライズダンクを決める気合十分モード。
今日も今日とてMVPパフォーマンス。

「立っているだけディフェンス」のポゼッションももちろんあったが、
今季はディフェンスでも新しいことを試している印象があり、とくにリムプロテクトの可能性をちょこちょこ探っているように見える。

シーズンごとの平均ブロック数を見ると「別に増えてはいない」のかもしれないが、
少なくともアイテストとしてはかなり違って見える。


ジャマール・マレー

今日も「やっぱりうまいな」と感じる一方で、「もっとやってほしい」とも思ってしまう内容。

突っ込んでいって、パスを出し切れずにボールを狩られるシーンがやや多めか。
とはいえ、終わってみれば効率よく得点を積み重ね、クラッチでのフリースローもしっかり沈めるあたりはさすが。

ただし、我々が見たいのはバブルや優勝シーズンのPOマレー
その姿をRSでずっと求めるのは酷だとしても、もう少しターンオーバーの部分が整理されると安心感が違う。

それにしても、このローテーションだとマレーのプレータイム管理が本当に危険ではないか…。


アーロン・ゴードン

ハムストリング、本当にきつい。

完治しづらく再発しやすいタイプの怪我で、
昨季のように強度の上がるPSで悪化するのが早くも不安になってくる。

「2位でも3位でもどうせロケッツと潰し合いになるんだから、4位以下になろうとも長期間治療に充てる」という選択肢はないのだろうか、と思わずにはいられない。
そのあたり、怪我に詳しい人がいれば意見を聞きたいところ。


キャメロン・ジョンソン

逆転スリーはまさに「これが見たかったやつ」。

ディフェンスも、MPJに見慣れた我々にはもったいないほどの出来で、
ディフェンスができてフリースローも上手く、こういう接戦では特にMPJよりもフィットがよく感じられる。

MPJもネッツで大活躍しているし、
(ネッツのチーム状況や方針はともかくとして)いまのところ選手同士は完璧なwin-winトレードと言ってよさそう。


ペイトン・ワトソン

この試合もパスがひどい。一回とかではなく何度も。

それでもトータルの貢献度としては非常に高く、
自分がよく言っているように「逆MPJ」という表現がしっくりくる。

終盤のブロックも最高だったし、
オフェンスが多少怪しくても、今のナゲッツには絶対に必要なタイプ。


ティム・ハーダウェイ Jr.(THJ)

すばらしい。文句なし。


ブルース・ブラウン

ヨキッチのハイライトアシストを消してしまったのは残念だが、そこは確率の問題なので仕方ない。とはいえ、「ブルブラは外すよな」という妙な安心感みたいなものはある。

±こそよくなかったが、20分前後をこのクオリティで埋めてくれるのは本当にありがたい。


ヨナス・バランチュナス

今日はヨキッチとの同時起用時間が長めで、インサイドの圧力はとにかく凄まじかった。

リスクこそあるが、ロケッツのようなチーム相手だと非常によく機能するパターンもあることが見えたのは大きな収穫。


スペンサー・ジョーンズ

経験不足からかファウルが多いのはご愛敬だが、
それを差し引いても期待通り〜期待以上の貢献

今日唯一のシュートである3Pをしっかり決めたのも好印象。
スタンフォード時代は3Pを40%弱で決めていたので、NBAでも十分可能性はある。

ブルズ戦ではいまいちな出来だったが、この試合を含めた直近2試合では、
クリスチャン・ブラウン不在の中で最高の貢献をしてくれている


ジーク・ナジ

今日出番なしは相当厳しい。もう一年契約保証されているからな。


ジェイレン・ピケット/ハンター・タイソン

出番なし。


クリスチャン・ブラウン/ジュリアン・ストローサー

怪我のため欠場。


次戦に向けて

次戦はB2Bでマイルハイに帰還し、ホームでキングス戦

今日の熱戦の後ということもあり、
疲労も溜まっているだろうし、アーロン・ゴードンの出場はかなり厳しそう。

それでもSACにはきっちり勝っておきたいカード。
ローテーションの組み方、スペンサー・ジョーンズやワトソンの役割にも引き続き注目したい。


参考(更新日参照)

NBA.com
https://www.nba.com/

ESPN Denver Nuggets
https://www.espn.com/nba/team/_/name/den/denver-nuggets

NBA League Pass Prime Video
https://www.amazon.co.jp/gp/video/channel/56eb6728-5015-dd6e-850e-82b37e5d30c3

コメント

タイトルとURLをコピーしました