CBとAGの欠場に加えて、移動ありのBtoBという厳しい条件で迎えた一戦。
下位に沈むキングス相手には確実に勝利を拾っておきたいゲームだったが、最後の最後で猛追虚しく一歩届かず。
試合前雑感
CBとAGの欠場+移動ありBtoBという、正直かなりタフな条件の中での一戦。
それでも、下位チームのキングス相手には確実に勝っておきたいところ。
スターターには、CB離脱の影響もあって期待が高まっているスペンサー・ジョーンズが抜擢。
ジーク・ナジはそれでいいのか。
スペンサー・ジョーンズとペイトン・ワトソン同時起用はオフェンス面で難しさがある一方、
サクラメントのディフェンスなら打ち砕いてほしいところ。
試合概要
デンバーナゲッツはホームでサクラメント・キングスと対戦し、
123-128で惜敗。連勝はストップし、キングスの連敗を8でストップさせる格好になった。
- ニコラ・ヨキッチ:44得点・13リバウンド・7アシスト(うち第4Qだけで19点)
- ジャマール・マレー:23得点
- キャメロン・ジョンソン:20得点
- スペンサー・ジョーンズ:キャリア初先発
ナゲッツは第3Q中盤に79-66と13点リードを奪いながら、
キングスの反撃と第4Qのウエストブルックタイムを止めきれず逆転負け。
キングスは、
- ラッセル・ウェストブルック:21得点(うち第4Qだけで15点)
- デニス・シュルーダー:21得点
- キーガン・マレー:19得点
- デマー・デローザン:17得点(残り12秒の3点プレーで勝負を決める)
とバランス良く得点。
ここ数試合、連敗チームをホームで“蘇生”させてしまう嫌な流れが続いているのも気になる点だ。
全体の所感
スペンサー・ジョーンズをスターターに抜擢したものの、さすがに期待通りとはいかず。
とはいえ、今季ASクラスの貢献度を誇るAGと、オフェンス不調でもディフェンス中心にスターター上位クラスの貢献度を持つCBを欠いてもなお、ナゲッツは普通に強い。負けたけど。
最後の最後で本気を出したものの「時すでに遅し。」
クォーターごとの試合展開と感想
1Q
スペンサー・ジョーンズが早々に2PFでベンチへ。
キャリア初のスターターのチャンスだっただけに、ファウルトラブルでの離脱はもったいない。
展開としては、キングス戦特有のお互いディフェンスがよくないゲーム。
それでもナゲッツは3ポイントが決まり、スコア面ではリードを奪って終了。
ハンター・タイソンの「ガベージタイム以外での出場」は今季初。
これ以上のけが人を出したくないナゲッツとしては、とにかく試合に出られるクオリティの選手を確保しておきたい事情もあるだろう。
ペイトン・ワトソンは今日もパスがかなり怪しい。
それでも3ポイントを決めまくったので、このQに限ってはチャラ。
ただし、今後スターターとしての信頼を勝ち取るには、さすがに改善が必要。
2Q
ディフェンスはよくなかったが、キングスのディフェンスがさらに悪いので「まあこうなるか」という感じのQ。
その中でヨナス・バランチュナスの強さが光る。
ヨキッチをベンチに下げている時間帯に、オフェンスでもディフェンスでも最低限以上の仕事をしてくれるのは本当にありがたい。
ヨキッチのダンクはいつ見ても盛り上がるし、
「ヨキッチ止めるの無理だよな」と思わせるポゼッションは多かった一方で、
チームとしての出来は決してよくなく、突き放せないまま前半終了。
3Q
ユーバンクスとヨキッチ、いったい何をやっているんだという場面もあり、
ヨキッチの集中力が明らかに欠け気味に見えたQ。
フリースローを打つマレーを横でにやにやしながら見ているヨキッチは面白かったが、
ファン心理としては「集中してくれ」と言いたくもなる。
そんな緩さがありつつも一時は13点リードを奪っているあたり、
地力の差ははっきりしている試合だったはず。
それなのに、気がつけば追いつかれているのは本当にナゲッツあるある。
4Q
なかなかにひどい内容のナゲッツ第4Q。
キングスはラッセル・ウェストブルックが覚醒し、15得点を量産。
ナゲッツはヨキッチが本気モードに入って3Pを決め続け、
最後にもう一段ギアを上げて追い上げたものの、時すでに遅し。
スペンサー・ジョーンズのファウルで、実質終戦となった。
選手ごとの所感
二コラ・ヨキッチ
今日は今季のヨキッチにしてはかなりイライラしていた印象。
疲労の影響もあるのだろう。
とはいえ、ペイントで点を取りに来たときのヨキッチはやはり止めるのはほぼ不可能。
ミッドレンジはリーグトップクラス、スリーポイントも40%で決めてくる上、本人はパスが大好き。
改めて「どうやって止めるんだこの選手」という感想に落ち着く。
…と書きつつも、今日の集中力のなさは今季ワーストレベル。
最後に本気を出して44点まで持っていったとはいえ、チームとしては間に合わなかった。
それでも今季の平均得点はついに30点に乗り、
「平均30点トリプルダブル」も現実味を帯びてきた。
各種アドバンストスタッツも異次元だが、
OKCが70勝以上ペースでぶっちぎっている現状を考えると、MVPが難しそうなのが何とも悲しい。
ジャマール・マレー
とにかくバスケットボールがうますぎる。
ハンドラーディフェンスが良くないチーム相手だと、
ヨキッチだけでなくマレーも止められないので、ナゲッツに勝つのはかなり難しくなる。
時折やる気のないディフェンスを見せるものの、
健康であれば本来はしっかり守れる選手だとも感じる。
今季はディフェンス指標が微マイナス程度なのも印象通り。
ヨキッチの集中力が欠けていたなかで、
きっちり仕事をしてくるあたりはさすが「ナゲッツのエース」と言うべき存在。
キャメロン・ジョンソン
ブルズ戦をきっかけに、完全に絶不調期を抜けた感触。
この調子でまずは数字を収束させていってもらい、
CBとAGが戻ってきたときの“完全体ナゲッツ”でのプレーが本当に楽しみ。
キャメロン・ジョンソンのターンオーバー連発は若干解釈違いなので、
できればもう少し落ち着いてほしいところではある。
ペイトン・ワトソン
正直、パスが本気でやばい。
CB不在時にスターターを任せられるのはワトソンしかいないだけに、
ここでのストレスはできる限り減らしてほしい。
一方で、コーナー3が入っているのは大きなポジティブ要素。
ディフェンスとエナジーは文句なしなので、
オフェンスで「最低限」を安定して出せるようになれば、一気に評価が変わるはず。
ティム・ハーダウェイ・ジュニア(THJ)
チームの流れが良くない時間帯に焦りが見えるのは、ベテランらしくない部分。
とはいえ、トータルで見ればいつも通り素晴らしい貢献だったと思う。
キャッチ&シュート、オフボールムーブ、エナジーと、
ナゲッツがずっと欲していたタイプのベンチスコアラーであることを再確認させてくれる存在。
ブルース・ブラウン
ローテーションプレイヤーとして、今日も無難にきっちり仕事。
スペンサー・ジョーンズが下がってブルブラが出てきたときの安定感には思わずホッとするが、
かといって「スターターで見たいか」というとそれは違う、という絶妙な立ち位置。
良くも悪くも信頼できる選手。
ヨナス・バランチュナス
バランチュナスの存在は本当に大きい。
2Qの半分以上、ヨキッチをベンチに座らせるのがもはや当たり前になっているのは、この人のクオリティがあってこそ。
オフェンスでもディフェンスでも、
ヨキッチと「できること/できないこと」がある程度似ていて、
なおかつシンプルに実力が高いのでフィットも抜群。
さすがヨキッチ史上最高の控えセンター。
スペンサー・ジョーンズ
キャリア初のスターター起用も、早々の2PFでベンチ行き。
2Qに戻ってきてからも、とくにチームディフェンスで精彩を欠いていた印象がある。
オフェンスはそもそも期待されていないとはいえ、
少なくとも「守れる」ことが前提になっているので、そこが崩れると厳しい。
緊急時のスターター起用としても、
もう一段階レベルアップしないと難しいか。
ハンター・タイソン
AG離脱、キングス戦、B2Bというチーム状況もあって、一定のプレイタイムを獲得。
特別良かったわけではないが、
最低限、プレイタイムを埋められるレベルにはあるので、ベンチに置いておく価値は十分ある。
ジーク・ナジ
今日も出番なしはかなり厳しい状況。
契約を考えるとなお。
ジェイレン・ピケット
出番なし。
クリスチャン・ブラウン/ジュリアン・ストローサー/アーロン・ゴードン
いずれも怪我のため欠場。
この3人が揃っていない状況でここまで戦えているのはポジティブだが、
やはりチームの天井を考えると、健康面が最大の不安要素と言わざるを得ない。
次戦に向けて
次戦は1日空けてグリズリーズ戦。あまり良い印象はないが、今のチーム状況のグリズリーズには確実に勝っておきたい。というか2戦連続て微妙な試合は見たくない。とはいえ健康第一なので怪我さえなければよいでしょう。
参考(更新日参照)
NBA.com
https://www.nba.com/
ESPN Denver Nuggets
https://www.espn.com/nba/team/_/name/den/denver-nuggets
NBA League Pass Prime Video
https://www.amazon.co.jp/gp/video/channel/56eb6728-5015-dd6e-850e-82b37e5d30c3



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