賃貸の内見で「洗濯機、外です」と言われると、だいたい身構える。
雨ざらし?冬寒い?虫?ベランダに出るのだるい?——わかる。わかるけど、実際に住んでみた結論はこうだった。
室外洗濯機置き場は、意外と妥協できた。
少なくとも自分の場合、洗濯で一番面倒なのは「ベランダに出ること」じゃない。干すことが圧倒的に面倒。そこが律速(ボトルネック)なので、洗濯機が外か中かで、手間の本質はあまり変わらなかった。
ベランダ洗濯機の“しんどさ”って何が想像されがち?
まず、よく言われる不安はだいたいこのへん。
- 雨で濡れそう、劣化しそう
- 冬は寒い、夏は暑い
- 虫が怖い
- 音や振動が気になる
- 出入りが増えるのがだるい
どれも理解できる。でも実際の生活で「毎回めちゃくちゃ困るか?」と言われると、少なくとも自分はそこまでじゃなかった。
実際に暮らして分かった:出入りは律速にならない
洗濯の流れってだいたい、
- 洗濯物を集める
- 洗濯機に入れる
- 洗う
- 取り出す
- 干す(もしくは乾燥)
このうち、ベランダ洗濯機が増やす手間は 2と4の「ちょっと外に出る」だけ。
ここが増えても、体感の面倒さはそこまで増えない。なぜなら、洗濯って結局、最後の「干す」が重いから。
干す工程は、
- ハンガーを用意して
- 形を整えて
- ピンチで留めて
- 配置を考えて
- 乾き具合も気にして
- 取り込んで畳んで…
と、手数が多い。出入りの1往復が増えるより、こっちのほうが圧倒的にだるい。
だから「洗濯機が外」という一点は、生活のボトルネックになりにくい。
ただし、乾燥機が使えるなら話は変わる
ここは重要で、乾燥機を日常的に使えるかどうかで洗濯体験は別物になる。
- 乾燥機あり(or ドラム式で乾燥まで完結)
→ 「干す」という最大のダルさが消える。洗濯機の位置が外でも中でも、ほぼ誤差になりやすい。 - 乾燥機なし(外干し中心)
→ そもそもの苦行が干す工程なので、洗濯機が外であることは“追加ダメージ”に留まりやすい。
要は、洗濯機の場所よりも、乾燥の導線のほうが生活の快適さを左右する。
室外洗濯機置き場で「許容できた」理由(現実ベース)
自分が妥協できた理由を整理するとこんな感じ。
- ベランダに出る行為そのものは、洗濯で必ず発生する(干すなら特に)
- 出入りが増えるのはせいぜい1〜2回で、心理的コストが小さい
- 生活の面倒さは「干す・取り込む・畳む」に集中している
- だから洗濯機の置き場が外でも、全体の面倒さは大差ない
「室外洗濯機=絶対にやめとけ」というテンプレがあるのは分かるけど、少なくとも自分の優先順位では“致命傷”ではなかった。
逆に、室外洗濯機が刺さる(後悔しやすい)ケース
もちろん、誰にでもおすすめできるわけじゃない。相性はある。
- ベランダにほとんど出たくない(虫が無理、寒暖差が無理)
- 外に置くことで劣化が気になる(長く使いたい、買い替えたくない)
- ベランダが狭くて動線が悪い
- 雨の日の操作がストレス(屋根がなくて濡れる等)
このへんは、生活のボトルネックになりうる。
内見で見るなら「外か中か」よりここを見る
室外洗濯機を気にするなら、個人的にはここを見たほうが効く。
- 干すスペースの広さ(そもそも干しやすいか)
- 物干し竿の位置と高さ(取り回し)
- 屋根の有無(雨のかかり方)
- 風の通り(乾きやすさ)
- 取り込みの導線(部屋に置く場所があるか)
洗濯機が外でも、干し環境が良いと体感はかなりマシになる。
まとめ:洗濯の敵は「ベランダ」じゃなくて「干す工程」
室外洗濯機置き場(ベランダ置き)は、想像よりは妥協できることがある。
少なくとも、自分の洗濯ストレスの中心は「出入り」じゃなくて「干す」だった。
もし洗濯を楽にしたいなら、チェックすべきは「洗濯機が外か中か」より、
乾燥まで完結できるか/干しやすい環境か。
賃貸選びの優先順位って、こういう“住んでから効いてくる地味なところ”が案外デカい。



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