試合概要
ティム・ハーダウェイ Jr.とニコラ・ヨキッチの活躍により、デンバーナゲッツはミネソタ・ティンバーウルブズに123-112で勝利し、7連勝を飾った。
試合中、NBAのコートサイド統計システムのトラブルにより第3Q途中からスタッツ更新が停止する珍事も発生。
ナゲッツはクリスチャン・ブラウン(左足首捻挫)とキャメロン・ジョンソン(右上腕部の張り)を欠く厳しい状況。ブラウンは6週間以上の離脱見込み。
近年プレーオフで幾度も戦い激しいライバル関係にある両チーム。昨季レギュラーシーズンではウルブズがスウィープしたが、今季はこれでデンバーが2連勝となった。
全体の所感
個人的にはマレー・ストローサー・ワトソン・AG・ヨキッチのスターターを予想していたが、
起用されたのはストローサーではなくTHJ(ティム・ハーダウェイ Jr.)。
ベンチ組のローテはキープするのかと思っていたが、
今季のナゲッツは“勝利優先”のシビアなローテーション方針を徹底していると感じた。
ストローサーももう3年目で見る目も変わってきているのであろうか。
スペンサー・ジョーンズの出場時間は伸びた。さすがにローテ級の活躍とまではいかないまでも、ローテ崩壊までは至らず、7人+スペンサー・ジョーンズという構成でも十分戦えていた。
今日はヨキッチ+バランチュナスの併用も長めに試行。
正直オフェンスの噛み合いはあまりよくなく、すぐ武器化するのは難しそう。
ロマン枠ではあるが、実用性は「緊急時限定」か。
ストローサーとスペンサー・ジョーンズの同時期用はさすがに実力的に厳しいように感じた。
ヨキッチ、ブルブラ、ワトソン、スペジョン、ストローサーだったっけ? この時間帯はさすがに無理でしょう。
とはいえ、スターター2名を欠きながらの勝利。上出来の内容だった。
クォーターごとの試合展開と所感
1Q
ブラウン&キャメロン・ジョンソン不在、相手は苦手ウルブズ。
苦戦必至かと思われたが、序盤13-3のランでスタートし、「今季のナゲッツは違う」と感じさせる内容。
一方のウルブズは、ゴベアのTOが目立ち、攻撃もチグハグ。
McDanielsのディフェンスは脅威だったが、NAW不在の影響は大きく感じた。
終盤にウルブズが15-1のランで巻き返し逆転されたが、内容的にはデンバーが優勢に見えた。
2Q
ナズ・リードのシュートが爆発し前半は55-60で折り返し。
マレーはFGが不調、ヨキッチもTOが多く完璧とは言えないが、
アント(エドワーズ)の存在感が薄く、総合力ではナゲッツが上回る印象。
3Q
ペイトン・ワトソンが2スティールで存在感。
オフェンスはRS強度でさえかなり厳しいが、ディフェンスは確実に貢献。
クォーター終盤まで競り合い、1点ビハインドで終了。
流れ的には「これはナゲッツが勝つ試合」。
4Q
92-92の同点から8-0ランで主導権を握り、その後は落ち着いて試合を支配。
笛が多かったり、小競り合いがあったりと雑味のある展開だったが、
結局はヨキッチ・マレー・ゴードンがいれば勝てる試合だった。
選手ごとの所感
● ニコラ・ヨキッチ
左手の怪我や疲労の影響か、TOやファウルが目立ったが、
最終的には27点・12リバウンド・11アシストのトリプルダブル。
ヨキッチに慣れてしまっているがこのレベルの選手が応援しているチームにいるなんて一生でもないかもしれないよな。
スターター二人を欠く展開だと、ヨキッチの負担は間違いなく大きくなってくると思うが、この展開でもプレイタイム37分とよく我慢していると思う。ヨナス・バランチュナスとフロアを共有している間のオフェンスではヨキッチもうまく動けていないように感じた。さすがのヨキッチもいきなり機能させるのは無理か。ロマンはあるが。
● ジャマール・マレー
相変わらずキレッキレでパスも冴えていたがシュートに苦しんだ。万全の健康状態とはいえないまでも、大きめの怪我をおしての出場というわけでもないのに苦しむあたり、絶好調でなければ、ミネソタやOKCのガードディフェンスでマレーで優位をとるのは難しいか。今季これまでアテンプトこそそれほどなかったものの、フリースローを一本しか落としていなかったマレーが二本落とすのは珍しい。マレーが大けがするとチームが終わるのでそのリスク管理を徹底してもらいたい。
● アーロン・ゴードン
今日も最高の活躍というより他ない。
慢性的な怪我を抱えてはいるものの、現状ディフェンスがめちゃくちゃよい。ランドルを完璧に止めるシーンもあり、シューティングの異常な改善により忘れかけていたが、本来こういう選手だったよなと思いだした。
● クリスチャン・ブラウン
離脱中。6週間以上の欠場見込み。大事にしてほしい。
● キャメロン・ジョンソン
こちらも離脱中。チームDでの貢献が大きいだけに痛い。とはいえ無理せず回復を最優先してほしい。
● ティム・ハーダウェイ Jr.(THJ)
今日はスターターでの出場となったが、最高の働きをしてくれた。キャッチアンドシュートは相変わらずのクオリティだし、ルーズボールへの姿勢もよいし、チームディフェンスもそつなくこなしている。
シュートセレクションがめちゃくちゃでヘイトをためやすい選手という評はなんだったんだろうか。仮に今日のシュートが半分しか入っていなかったとしても文句ないんだが。ナゲッツでの役割にうまくフィットしているというのもあるだろう。もしかしたらMPJを見慣れているせいでまったく気にならないのかもしれない。でも今季ここまでを見る限りはそんなことはないよなとも思う。
クリスチャン・ブラウンの離脱中はTHJをスターターにするんだろうか。今後の起用法にも注目したい。
● ブルース・ブラウン
同じようなミスを何度もしていたような気もするが、離脱者続出の中30分のプレイタイムをしっかりと埋めてくれていた。ほんとうにブルース・ブラウンの加入は大きいと感じる。すべての役割を一定のクオリティでこなし、得点面はともかく非常に安定感がある。クリスチャン・ブラウンの離脱中は25分以上は出ることになると思うが、安心して任せられる。
● ペイトン・ワトソン
プレシーズンではオフェンスのセンスを見せていただけに、レギュラーシーズン入ってからの絶望的なオフェンスは少し残念ではある。4Qだっけ? パスすらままならないのは何とかならないのか。ボール運びさせている場合じゃないのではないか。それでもディフェンスやエナジーを考慮するとローテクラスでプラスの存在ではある。実は印象よりもオフェンスがましなのかもしれないが、もう少しシーズンが進んで指標が安定してくるのをみてまた考察したい。クリスチャン・ブラウンとキャメロン・ジョンソン不在の現状、スターターを任せられるのはワトソンしかいないし、プレイタイムも伸びてくると思うが自分の価値を証明してほしい。スキルセットが尖っていて面白い選手だし、ナゲッツよりサラリー出せるチームはあるよなあ。
● ヨナス・バランチュナス
最高。
今日の展開でヨキッチ40分を回避できたのは、本当にバランチュナスのおかげ。
● ジュリアン・ストローサー
個人的にはスターターとして出ると予想していた。今季はここまで基本的にはローテ外と、ストローサーの育成の優先度は下がっているのだろう。THJとブルース・ブラウンが加入したとはいえ、クリスチャン・ブラウンとキャメロン・ジョンソンが同時にいない中でのこれは、今季のチームはなかなか現実路線だなと感じた。微妙にスキルセットも違うし、センスや爆発力もあるのでもちろん期待したい選手ではあるが、あのディフェンス力ではかなりの成長がないと生き残るのは厳しいか。
● スペンサー・ジョーンズ
昨日の予想通り、また、ファンの間での期待通り、今日は18分弱の出場で、存在感を発揮していた。いきなりファウルを連発したり、オフェンスでポカがあったりしたものの、プレイタイムを与えるに値する貢献はしていたと思う。今後もしばらくチャンスは与えられ続けるだろう。さすがに今日レベルの出来が続くようであれば難しいところではあるが、今後落ち着いてくれば、NBAでの居場所をつかみ取ることができるかもしれない。いずれにせよ今季のナゲッツはチームディフェンスを大切にしているようなので、そこでの貢献を期待したい。
【NBA】スペンサー・ジョーンズが急浮上|クリスチャン・ブラウン離脱で試される若手ウィングの価値
● ピケット/ナジ/タイソン
出番なし。
次戦
次戦は1日空けてホームでブルズ戦。
ビッグスリーのコンディションが気になるが、出場は濃厚か。
選手起用の変化も注目ポイント。
📚参考(更新日参照)
- NBA.com
https://www.nba.com/ - ESPN Denver Nuggets
https://www.espn.com/nba/team/_/name/den/denver-nuggets - NBA League Pass(Prime Video)
https://www.amazon.co.jp/gp/video/channel/56eb6728-5015-dd6e-850e-82b37e5d30c3



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